自動車補修用ギボシ端子 for Professional
自動車補修用ギボシ端子シリーズ
B-1/B-2,B-1-24K/B-2-24K
> 製品詳細ページ B-1, B-2, B-1-24K, B-2-24K

自動車補修部品専用として開発
プロユースに応え続けて半世紀
純国産・自社生産体制
自動車補修部品<専用>として製品開発をおこない、自動車という苛酷な環境に耐えうる品質を維持するため、「純国産」・「自社生産」にこだわり抜いたからこそ実現可能なハイパフォーマンス。
ヒーロー電機の自動車補修用ギボシ端子である「B-1」および「B-2」シリーズは、プロからの厳しい要求に最大限に応えるため自動車補修部品<専用>を基本コンセプトとして製品開発を実施。
また 、製造は「国産材料」および「自社製造」に一貫することで製品自体の高い品質と信頼性を維持し、これまで国内外において高いご評価をいただいております。

安心・信頼の証「MADE IN JAPAN」
安心・信頼の証 「MADE IN JAPAN」。設計開発から製造まで一貫して自社で対応し、製品自体の高い品質と信頼性を追求。また、これまで 自動車アフターマーケットを中心に、国内外を含め約半世紀の販売実績を誇ります。



プロユース向け製品として「品質」ならびに「耐久性」の両立という至上命題に応えるべく、オス端子・メス端子共に「自社設計開発」を実施。
自動車補修部品<専用>をコンセプトに設計されたプロユースモデル
自動車整備の際に求められる作業効率向上を目的に、ヒーロー電機のギボシ端子は、自動車補修部品<専用>として製品開発を実施。また、自動車アフターマーケットを中心とした補修部品用圧着配線ターミナル専門総合メーカーとして、これまで培ってきた経験を製品の随所に反映させたプロユースモデル。

パフォーマンス性能を最大限に発揮させることに主眼を置いた製品開発
プロの整備士が使用することを前提としたプロユース向け製品として、製品開発段階からのコンセプトとして導電性を追求。「素材」・「板厚」・「表面積」 にこだわり、高い導電性の確保を実現。

細部に至るまで徹底的にこだわり抜いた表面処理仕上げ
プロユース仕様の製品として、表面のメッキ処理にも徹底的にこだわり質を追求。製品プレス加工後に、スズメッキ(光沢)または24Kメッキ(金メッキ)処理を行なうことで製品表面はもとより切断面にもメッキ処理が施され、製品自体の腐食防止や導電性低下防止に寄与いたします。

ギボシ端子を圧着する際のワンポイントアドバイス
ギボシ端子の良好な圧着仕上りを実現するには、製品自体にプリフォーム有無のほかに、 圧着に使用する圧着工具も大きく影響をします。ヒーロー電機の圧着工具(B-14およびFRH-07(絶版))は、圧着性能を左右する歯型部分をバフ研磨(鏡面仕上げ)することにより、スムーズかつ確実な圧着を実現いたします。


写真 | 製品 | 品番 | 規格・仕様 |
---|---|---|---|
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ギボシ端子 オス | B-1 | 適用電線:0.50mm2~2.00mm2 |
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ギボシ端子 メス | B-2 | 適用電線:0.50mm2~2.00mm2 |
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ギボシ端子 オス 24Kメッキ<金メッキ>仕様 |
B-1-24K | 適用電線:0.50mm2~2.00mm2 |
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ギボシ端子 メス 24Kメッキ<金メッキ>仕様 |
B-2-24K | 適用電線:0.50mm2~2.00mm2 |
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絶縁スリーブ | B-3 | 電線側製品内径:φ2.5mm |
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絶縁スリーブ | B-4 | 電線側製品内径:φ2.5mm |
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絶縁スリーブ(後入れタイプ) | B-3A | 電線側製品内径:φ2.5mm |
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絶縁スリーブ(後入れタイプ) | B-4A | 電線側製品内径:φ2.5mm |
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絶縁スリーブ(後入れタイプ) | B-3AL | 電線側製品内径:φ3.5mm |
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絶縁スリーブ(後入れタイプ) | B-4AL | 電線側製品内径:φ3.5mm |
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防水型絶縁スリーブ | B-3W | 適用電線:AV0.85mm2 電線被覆外径:φ2.4mm |
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防水型絶縁スリーブ | B-4W | 適用電線:AV0.85mm2 電線被覆外径:φ2.4mm |
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防水型絶縁スリーブ | B-3WS | 適用電線:AV0.50mm2 電線被覆外径:φ2.2mm |
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防水型絶縁スリーブ | B-4WS | 適用電線:AV0.50mm2 電線被覆外径:φ2.2mm |
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防水型絶縁スリーブ | B-3WL | 適用電線:AV1.25mm2 , AVS2.00mm2 電線被覆外径:φ2.9mm |
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防水型絶縁スリーブ | B-4WL | 適用電線:AV1.25mm2 , AVS2.00mm2 電線被覆外径:φ2.9mm |

メッキ仕様

防水型絶縁スリーブの内部構造は立体的な形状となっており、「電線」ならびに嵌合相手の「防水型絶縁スリーブ」と、下記特長のとおり互いに密着することで外部からの水の侵入を防ぎます。

トヨタ自動車 LEXUS [CT200h](型式:DAA-ZWA10)への製品装着とその拡大画像

SUBARU レヴォーグ [LEVORG](型式:DBA-VM4)への製品装着とその拡大画像


かつてギボシ端子や圧着工具は業務用でしたが、最近は一般の方が使用されるケースが増えてきました。ギボシ端子の圧着(かしめ方)は正しい知識と熟練が必要です。
不完全な圧着は接触不良や断線を引き起こします。そこでヒーロー電機は、「誰にでもわかりやすい」をコンセプトに本マニュアルを作成しました。今回はギボシ端子 オス(品番:B-1)を例にご紹介いたします。

手順1:製品の準備
ここでは圧着工具(品番:FRH-07)を使用し、ギボシ端子オス(品番:B-1)を圧着します。
圧着工具 FRH-07(絶版)

手順2:古い端子が付いているときの切断
圧着工具には電線を切るカッターが付いていますので、ニッパーなどの工具に持ち替える事なく作業ができます。

手順3:電線に絶縁スリーブを通す
先に端子を付けてしまうとスリーブが通らなくなりますので、最初に絶縁スリーブを通します。(本マニュアルはオス端子から施工しますが、メス端子を先に施工しても問題ありません。)

手順4:電線の被膜を剥く
芯線の太さに合わせて歯を選びます。被覆を剥く長さは、端子の圧着部の長さより1mmほど長め(4~5mm)にします。

手順5:電線の芯線を圧着(1)
ギボシ端子(品番:B-1)の芯線圧着部中央を軽く挟んで固定し、電線を芯線圧着部に挿入します。

手順6:電線の芯線を圧着(2)
手元の「CLOSE→←HERE」が閉じるまで強く握って芯線を圧着します。

手順7:電線の被膜を圧着
INS(インスレーション〔絶縁被覆〕)圧着用歯型に挟み変えて圧着します。

手順8:仕上がりを確認して、絶縁スリーブをセットします
絶縁スリーブを端子側に挿入します。この時、下図のように絶縁スリーブの所定の位置に端子INS圧着部が確実にはまるよう注意します。

YouTube(整備士も間違えるギボシ端子の正しい交換方法をプロが教えます)
(YouTubeチャンネル「メカニックTV」様 掲載許諾済)
よくあるお問い合わせ
ギボシ端子には種類がありますか?
先端部形状の大きさ(ギボシ端子(オス)・ギボシ端子(メス)のサイズ差など)と、表面のメッキの種類に違いがあります。
先端部形状の大きさ
ギボシ端子は日本工業規格 [現・日本産業規格] (JIS)「自動車用電線端子(JIS D 5403)」に基づき、先端の形状、ならびに寸法が定められております。ヒーロー電機ではJIS規格に準拠した2サイズのギボシ端子をご用意しております。
【標準タイプ】品番:B-1/B-2シリーズ
主に自動車などで多く使用されているサイズのギボシ端子です。
【小サイズタイプ】品番:B-41/B-42シリーズ
主に二輪車などで多く使用されており、標準タイプに比べ先端部が一回り小さいサイズのギボシ端子です。
※両シリーズは互換性がなく、B-1とB-42、B-41とB-2といった組み合わせではご使用することはできません。必ず適合する端子を事前にご確認のうえ、ご使用ください。
メッキの種類
ヒーロー電機では「スズメッキ」と「金メッキ(24Kメッキ)」の2種類をご用意しております。
【スズメッキ】品番:B-1/B-2、B-41/B-42
自動車のワイヤーハーネスに使用されている一部の端子をはじめ、エアコンや冷蔵庫などの家電製品の内部配線および産業機器の制御盤に使用されている一部の端子など、幅広い分野で採用されております。酸化・腐食による導電性低下を防止することを目的とし、導電性に優れ、かつ比較的安価であることから、一般的に多く用いられているメッキです。
【金メッキ】品番:B-1-24K/B-2-24K ※金メッキは標準サイズのみ
金は美しい外観のみならず酸化や腐食に強く、長期間にわたり安定した導電性を保ちます。なお、金メッキは、自動車のエアバッグなどの重要保安部品の端子やコンピューターなどの精密電子機器、半導体製造装置や測定機器部品にも使用され、信頼性が求められる分野でも採用されております。また、オーディオ機器の分野においても、接触抵抗の低さと耐久性から用いられています。ヒーロー電機では金メッキのなかでも金の純度が高い24Kメッキを採用しております。
ギボシ端子のサイズやメッキの種類はどのように選べばいいですか?
特に決まりはありませんが、接続機器や設置スペースに合わせて選びます。ヒーロー電機では2種類のメッキと2サイズのギボシ端子を用意しています。なお、必ず「適合電線サイズ」と「適合品番」を事前にご確認のうえ、ご使用ください。
ギボシ端子と他の接続方法(半田付けやカプラー接続)との違いについて教えてください。
ヒーロー電機のギボシ端子(品番:B-1・B-2)は、自動車補修部品<専用>として設計開発を行っており、電線を一本ずつ容易に挿抜(脱着)できることが最大の特徴です。また、仕上りが比較的スリムなため、狭い場所でも使用することができます。
半田付けは強固で仕上りもスリムですが、取り外すことは容易にはできません。また、自動車の走行時の振動に対しては、信頼性に欠けます。(振動により半田部に亀裂や破断が発生し、接触不良や断線のリスクがあります。
ギボシ端子を電線により強く固定させるため、半田付けをしたらダメなのですか?
半田付けは一見すると強固に固定できる方法ですが、自動車は走行時に常に振動が発生します。半田で固められた電線はしなやかさを失い、振動によって金属疲労が蓄積し、最悪の場合は半田部分が折れ断線する恐れがあります。ギボシ端子やコネクタ(カプラー)などの専用端子と圧着工具を用いた接続が基本とされております。
ギボシ端子を使用する際に、絶縁処理は必ず必要ですか?
安全のため、絶縁処理は必ず実施してください。絶縁処理をしていない場合、ギボシ端子が金属部分等に触れてショートの原因になります。
ヒーロー電機では絶縁処理を目的に絶縁スリーブを使用することを推奨しております。なお、絶縁スリーブを使用する際には、必ずギボシ端子と電線に適合した絶縁スリーブ使用してください。
※絶縁テープによる絶縁処理も可能ですが、後の点検時や脱着時にテープを剥がしたり巻き直す必要があります。絶縁スリーブであればその手間を省くことができます。