バッテリーターミナルに直流大電流を印加した際、装着したバッテリーターミナルカバーから漏れ電流が発生しないことを確認するための検証試験を実施する
試験場所 | 埼玉県産業技術総合センター(SAITEC) |
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試験方法 | 試験体の表面全集に導電性銅箔を貼付け、負極を接続し試験電圧を印加 |
試験機メーカー | 菊水電子工業株式会社 |
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型番 | AC/DC 耐電圧試験器 TOS5101 |
試験電圧
印加電圧 | ACまたはDC 0~10kV |
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AC(交流)仕様
最大定格出力(交渉の電源電圧時) | 500VA/10kV・50mA |
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波形 | 商用電源波形 |
電圧変動率(公称の電源電圧時) | 15%以下(最大定格負荷→無負荷にて) |
スイッチング | ゼロ投入スイッチ使用 |
DC(直流)仕様
最大定格出力(交渉の電源電圧時) | 50W/10kV・5mA |
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リップル | 10kV無負荷にて 100Vp-p Typ. 最大定格出力にて 200Vp-p Typ. |
電圧変動率(公称の電源電圧時) | 15%以下(最大定格負荷→無負荷にて) |
スイッチング | 3%以下(最大定格負荷→無負荷にて) |
出力電圧計
アナログ | スケール | AC/DC共用 10kV f.s |
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使用計器階級 | JIS 2.5級 | |
確度 | ±5% f.s | |
AC指示 | 平均値応答/実効値目盛り | |
デジタル | フルスケール | 5kV/10kV f.s |
確度 | ±1.5% f.s | |
AC応答 | 平均値応答/実効値表示 |
電流計
デジタル | 確度 | 上限基準値の±(5%+20μA) |
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AC応答 | 平均値応答/実効値表示 |
無酸素銅(OFC)バッテリーターミナル 専用ターミナルカバー |
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品番:DVCP60 |
![]() ![]() 材質:塩化ビニル
肉厚:2.0mm(※寸法公差:±0.5mm) |
自動車等にに搭載されているバッテリーの電圧は、通常12Vあるいは24Vであるが、あえて直流の大電流「1,000V」を印加することで、バッテリーターミナルカバーから外部に漏れ電流が発生しないかの検証を行う。
試験方法は、試験体であるバッテリーターミナルカバーに導電性の銅箔テープを全面に張り付け、60sqのケーブルに圧着したバッテリーターミナルに試験体のバッテリーターミナルカバーを装着し、ケーブル側とカバーの銅箔間に1,000V(1KV)の電圧を1分間印加した際に、カバーからの漏れ電流が無いかを測定する。
(なお、本試験の電圧値および印加時間は、当社独自の定めによるものである)


上写真右の通り、DC1.00KV(試験機表示部左側数字)を約1分(表示部右数字)印加しても漏れ電流は0.00mA(表示部中央数字)であり、バッテリーターミナルカバーから外部への漏れ電流は無いことが証明できた(設定印加時間は1分)。
今回の試験は通常の使用では起きえない電圧値での試験であり、当社の類似バッテリーターミナルカバーにおいても、素材の材質および肉厚が同等であることから、同様に十分な耐電圧があると言える。
無酸素銅(OFC)バッテリーターミナル 専用ターミナルカバー | 漏れ電流値 |
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試験電圧:DC 1,000V 試験時間:1分間 | 異常なし(0.00mA) |

施工例写真
車種名
ダイハツ ミラジーノ(型式:L700)
装着製品
DVCP-60R
DVCP-22R
DVC-TXSR
DVC-DMR
DVC-50R
DVC-38R
DVC-60R
DVC-80R









![]() | 本試験は普通乗用車での利用を想定していると共に、上記結果の性能を保証、またはその責任を負うものではありません。 |
![]() | 本試験は当社独自の定めに基づき行った試験であり、実際の使用においてその評価を適用することはできません。 |
![]() | 本試験の内容は、予告なく変更することがあります。 |