熱収縮チューブ Q&A 困ったときの解決ガイド


このページは、はじめて熱収縮チューブを選ばれる方や、使い方を知りたい方向けに作られております。

このQ&Aは、1968年創立の自動車補修用電装部品専門メーカーとして、半世紀以上にわたり自動車整備に携わるプロフェッショナルより厚い信頼を寄せられてきたヒーロー電機が、長年の知見に基づき熱収縮チューブについてわかりやすくまとめたものです。

熱収縮チューブ Q&A

熱収縮チューブとはどのような製品でしょうか?

熱収縮チューブは、加熱することで本体が縮み、電線や端子を覆う形で保護する樹脂製の製品です。

どのような用途に使われますか?

自動車の電線接続部分等に対して絶縁や防塵(ほこりを防ぐ)、耐擦過性(摩擦や擦れ)、また製品仕様によっては防水性能などの保護機能を備えさせる目的で使用されます。自動車車整備や電装系修理では必需品となっております。

どのようにサイズを選べばよいですか?

電線や端子等の対象物の最大外径よりも収縮チューブの「収縮前内径」がやや大きいサイズを選び、かつ対象物の最小外径よりも「収縮後内径」が小さくなるものを使うのが基本です。正確なサイズを選ぶためには購入前に製品情報を確認することをおすすめいたします。

製品を加熱するにはどのような道具を使えばいいですか?

ヒートガン(工業用ドライヤー)を使用してください。ライターや半田ごては、均一に加熱しにくく、チューブ自体を焦がし本来の性能を損なう恐れがあるほか、火災の原因になることもあります。作業時のやけどや作業場所周辺には十分ご注意ください。

耐熱温度や耐久性はどうですか?

材質によって耐熱性・難燃性・耐候性が異なるため、用途に応じて選定が必要です。購入前に製品情報をご確認されることをおすすめいたします。

防水効果はありますか?

防水性能を付加するには、チューブ内面に接着剤が予め塗布された「防水タイプ」を使用するのがおすすめです。加熱した際に内面の接着剤が溶け出して対象物に密着することで、防水性能を得ることができます。

色には意味がありますか?

赤や黒でプラス(赤)・マイナス(黒)を識別することで電線の識別や配線まわりの意匠性の向上に役立ちます。特にメンテナンス性を高めたい場合は、色分けの上 ご使用をされますと大変便利です。

環境に配慮した「RoHS指令」対応品となるでしょうか?

ヒーロー電機で製品ラインナップしております熱収縮チューブはRoHS指令(RoHS2指令)に適合しております。

熱収縮チューブの選び方と使い方ガイド(動画ガイド付き)は こちら

熱収縮チューブの製品ラインナップぺージは こちら

防水熱収縮チューブの製品ラインナップぺージは こちら