自動車用ヒューズ(ブレードヒューズ) Q&A 困ったときの解決ガイド


このページは、はじめて自動車用ヒューズ(ブレードヒューズ)を選ばれる方や、使い方を知りたい方向けに作られております。

このQ&Aは、1968年創立の自動車補修用電装部品専門メーカーとして、半世紀以上にわたり自動車整備に携わるプロフェッショナルより厚い信頼を寄せられてきたヒーロー電機が、長年の知見に基づき自動車用ヒューズについてわかりやすくまとめたものです。

自動車用ヒューズ Q&A

自動車用ヒューズはどのような役割を果たしているのですか?

自動車用ヒューズは電気回路を含む電装品を保護する安全装置です。規定以上の電流が流れるとヒューズ内部の細い導銅線が切れて回路を遮断し、電線や電装品を保護します。

【主な目的】

  • 過電流保護
  • 自動車では照明・オーディオ・ECUなど回路ごとに設置
  • 切れることで「電気を止めて守る」仕組み

自動車用ヒューズが切れる原因について教えてもらえますか?

自動車用ヒューズが切れる主な原因は以下のとおりです。

  • 回路のショート(過電流)
  • 電流値がヒューズの容量を超えた(過電流)
  • ヒューズ自体の劣化
  • 誤った容量のヒューズを使用した

【ポイント】
自動車用ヒューズが切れたら単純に交換せず、「なぜ切れたのか」を必ず確認することが大切です。

自動車用ヒューズの容量(アンペア数)はどのように選べば良いですか?

基本はメーカー指定の容量を使用します。自動車の場合、取扱説明書やヒューズボックスの表示に適合容量が明記されています。

自動車用ヒューズ交換の際に注意すべきことはありますか?

自動車用ヒューズを交換する際には、以下の点に十分にご注意してください。

  • 作業前に必ずエンジンを切る
  • 同じ形状・同じ容量のヒューズを使用する
  • 頻繁に切れる場合は、配線や機器の不具合を疑う

【ポイント】
予備の自動車用ヒューズを常備しておくと、不測の事態にも安心です。

ブレードヒューズを取り出す専用工具はありますか?

「ヒューズプラー」(別名:ヒューズクリップ)と呼ばれる製品があります。

ヒューズプラー
品番:FUP-M

ヒューズプラー
品番:FUP-L

ブレードヒューズの場所はどこで確認をすることができますか?

ブレードヒューズの設置場所は車両の取扱説明書に記載されています。

<設置場所例>

  • 運転席足元付近
  • エンジンルーム内
  • グローブボックス(助手席側の収納スペース)やトランクルーム

【ポイント】
車種ごとに異なるため、必ず取扱説明書をご確認ください。

ブレードヒューズにはどんな種類がありますか?

「標準」「ミニ」「低背(ロープロファイル)」などがあり、車両や機器に合わせて使い分けられています。

ブレードヒューズ シリーズの製品ラインナップぺージは こちら

ミニブレードヒューズ シリーズの製品ラインナップぺージは こちら

低背ヒューズ シリーズの製品ラインナップぺージは こちら