簡易圧着工具
簡易圧着工具
D-19N/D-20N
MADE IN JAPAN
安心・信頼の証 「MADE IN JAPAN」。設計から製造まで一貫して国産にこだわり、製品自体の高い信頼性を追求。1999年の発売以来、主に自動車などを中心に狭小空間における端子圧着作業の効率化が図れる工具として、現場のプロフェッショナルより高いご評価を頂いております
作業パフォーマンスを遺憾なく発揮させることを主眼に置いた製品開発
自動車整備の現場において長らく使用されてきた手動式圧着工具と比較し、工具自体の大幅な小型軽量化の実現に伴い、作業パフォーマンスが飛躍的に向上。また、製品サイズが全長165mmにつき、常時工具箱に収納しておくことも可能であると共に、製品重量が350g(D-19N)という特性を活かし、エンジンルームなどに代表される狭小スペースにおいても、過度な負担をかかること無くスムーズな圧着作業を実現。
これまでの圧着方法のあり方を根底から覆すスラストヘッド
端子を圧着する際にはソケットレンチ(17mm)を用いて締める方式を採用しており、圧着時における作業者の負荷を軽減。また、圧着ボルトはヒーロー電機が長年にわたり自動車アフターマーケットで培ってきた各種ノウハウをベースに、先端部の駒が回転する独自開発の「スラストヘッド」を採用することにより、容易かつよりスムーズな端子の圧着を実現します。
無酸素銅(OFC)バッテリーターミナルを使用する際のワンポイントアドバイス
ヒーロー電機では、創業以来一貫して基本理念として掲げている「完全な整備に完全な結線を」をベースに、電線と端子の接続には、長期間にわたって確実かつ安定した接触を保つこと出来る「圧着方式」を推奨しております。
簡易圧着工具「D-19N」および「D-20N」を使用することで、圧着部分の引張強度は日本自動車技術会の規程する規格(JASO規格)「JASOD616,導体圧着部の最小引張強度」をクリアします。なお、JASOD616は、導体圧着部の最小引張強度に関する規格であり、自動車業界において導体圧着部の品質や安全性を確保するために使用されます。この規格をクリアすることは、圧着部が所定の引張強度を持ち、信頼性の高い電気的接続を提供することを意味します。
無酸素銅(OFC)バッテリーターミナル(DCPLおよびDCPSシリーズ)製品圧着部分の断面形状検証
D-19NおよびD-20Nは、JASO規格「導体圧着部の最小引張強度」をクリアしております。
無酸素銅(OFC)バッテリーターミナル(ターミナル側)
無酸素銅(OFC)バッテリーターミナル(電線側)
バッテリーターミナルおよび電線を<より安全>に、且つ<より確実>に取付作業(圧着作業)を実施することにより、本来のバッテリー性能を充分に発揮させることが出来ます。
自動車のエンジンや走行時に発生する振動はバッテリーターミナルや電線の接続部分にも影響を与えます。接続部の緩みは接触不良を招き、電流が正しく流れず電圧降下やバッテリー上がり、また電子機器の誤作動の原因になる場合も有ります。電線との確実な結線はとても重要になります。
【参考】 日本自動車技術会規格(JASO規格):公益社団法人自動車技術会(JSAE)が制定する工業規格
写真 | 製品 | 品番 | 規格・仕様 | 適用工具 |
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無酸素銅(OFC)バッテリーターミナル(圧着タイプ) | DCPS22-1 | 小ポール(Bタイプ端子)+極用 | D-19N | |
DCPS22-2 | 小ポール(Bタイプ端子)ー極用 | |||
無酸素銅(OFC)バッテリーターミナル(圧着タイプ) | DCPL38-1 | 大ポール(Dタイプ端子)+極用 | D-19N D-20N |
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DCPL38-2 | 大ポール(Dタイプ端子)ー極用 | |||
無酸素銅(OFC)バッテリーターミナル(圧着タイプ) | DCPL60-1 | 大ポール(Dタイプ端子)+極用 | D-20N | |
DCPL60-2 | 大ポール(Dタイプ端子)ー極用 | |||
丸形端子(クローズドバレル) | DR8-5 | 電線抱合範囲(撚線):6.64mm2~10.52mm2 | D-19N | |
突合せ端子 | DC-38 | 電線抱合範囲(撚線):26.66mm2~42.42mm2 | D-19N D-20N |
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重合せ端子 | DP-22 | 電線抱合範囲(撚線):16.78mm2~26.66mm2 | D-20N |
(撮影ご協力):学校法人日産学園 専門学校日産栃木自動車大学校 様