分岐タップ(エレクトロタップ) Q&A 困ったときの解決ガイド
このQ&Aは、1968年創立の自動車補修用電装部品専門メーカーとして、半世紀以上にわたり自動車整備に携わるプロフェッショナルより厚い信頼を寄せられてきたヒーロー電機が、長年の知見に基づき分岐タップ(エレクトロタップ)についてわかりやすくまとめたものです。
分岐タップ(エレクトロタップ) Q&A
分岐タップ(エレクトロタップ)とはどのような製品でしょうか?
分岐タップ(エレクトロタップ)は、専用工具を使わずにプライヤー等で取り付けできる電気配線用の接続部品です。既設配線に本体を挟み込み、新しい電線を所定位置まで差し込み、本体金属部を押し込むだけで、被覆を剥かずに簡単に分岐接続が行えます。ETC・ドライブレコーダー、追加ライトなど、電装品の取り付け時によく使用されます。
- 既設配線を切断せず、被覆の上から本体を挟み込み、本体金属部をプライヤー等で押し込むだけで新しい電線を取り付けられます。
- 配線作業の効率化や追加電装品を取り付ける際には非常に便利です。
- 車のDIY配線でよく使用されております。

分岐タップ(エレクトロタップ)
品番:B-79

製品使用例
分岐タップ(エレクトロタップ)のメリットとデメリットは何ですか?
<メリット>
- 専用工具がなくても簡単に取り付けが可能です。
- 既存の電線を切断することなく分岐が出来ます。
- DIY初心者でも扱いやすく、時間をかけずに配線接続が可能です。
<デメリット>
- 接触不良や断線をする恐れがあります。
- 度重なる振動や経年劣化などが要因となり外れる懸念があります。
- 大きな電流が流れる回路や重要回路には不向きとなります。
分岐タップ(エレクトロタップ)は、自動車補修用途において主にどのような場面で使われますか?
自動車補修用途において、分岐タップ(エレクトロタップ)は主に「追加の電装品を取り付けるとき」に使用されるケースが多いです。
<分岐タップ使用例>
- ドライブレコーダー
- ETC車載器
- 追加のLEDライトや車内照明
- カーオーディオ
- 一時的なテスト配線(動作確認用の仮配線など)
【注意】
エンジン制御やエアバッグなど安全に関わる回路では使用せず、より信頼性の高い接続方法をご推奨いたします。
分岐タップ(エレクトロタップ)を使用する際に注意すべきことはありますか?
分岐タップ(エレクトロタップ)をご使用される際には、以下の点にご注意してください。
電線サイズを確認
分岐タップ(エレクトロタップ)に適合しないサイズの電線を使用しますと、接触不良や断線の原因になります。
本体金属部を確実に押し込む
プライヤー等で本体金属部を奥まで確実に押し込み、カバーを確実にロックしてください。押し込み不足は導通不良の原因になります。
導通確認を実施
製品の取り付け後は電装品が正しく動作するか確認を行ってください。
【注意】
「簡単に取り付けできる」ことが長所の分岐タップ(エレクトロタップ)ですが、作業を丁寧に行われませんとトラブルの原因になる恐れがあります。
分岐タップ(エレクトロタップ)以外に、新たに電線を分岐させる方法はありますか?
分岐タップ(エレクトロタップ)以外に、新たに電線を分岐させる方法は下記のとおりとなります。
スプライス端子
圧着工具を使用し、電線同士を圧着する(かしめる)ことで確実に接続できます。強度・信頼性が高く、長期使用に適しています。

スプライス端子(品番:B-48)

製品使用例
ギボシ端子
端子を接続した後でも「抜き差し(着脱)」を行うことが出来ます。メンテナンス性に優れ、電装品の交換が多い場合に便利です。

ギボシ端子 メス W形(品番:B-16)

製品使用例
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